アーユルヴェーダ
カリフォルニア州のある港で大規模な殺人事件が起こる。捜査官クイヤンは、事件で唯一生き残った男、ヴァーバルを呼び出す。ヴァーバルはその殺人事件が起こるまでの過程、起こった様子を詳細に語る。そして、ヴァーバルは事件の元凶であり実行者である、顔も声も知らずただ伝説的な噂のみが独り歩きする謎のギャング「カイザーソゼ」の名前を口にする。はたして、「カイザーソゼ」とは何者なのか? 事件の全容とは一体なんなのか? そして、なぜヴァーバルだけ生き残れたのか? マカロニ・ウェスタンの傑作として名高い。レオーネの他の監督作品である『荒野の用心棒』、『続・夕陽のガンマン』と併せて「ドル箱三部作」と呼ばれることもある。エンニオ・モリコーネが『荒野の用心棒』に引き続き楽曲を担当している。 『荒野の用心棒』のイタリアでの大ヒットで実力を認められたレオーネが、前作を大幅に上回る予算を与えられて制作した作品である。映画の大部分はスペインのアルメリア地方で撮影された。レオーネたちは本作品の撮影に当たり、エル・パソの町並みのセットを砂漠に作り上げた。当時のセットは現存し、同地方の観光名所になっているという。本作品でレオーネは独自の演出スタイルを確立、名実共にマカロニ・ウェスタンの巨匠と目されるようになった。 本題を意訳すると「ただの小銭のために」。 1880年のワイオミング州。小さな牧場を営むウィリアム・ビル・マニーは嘗て列車強盗や殺人で名を馳せた伝説的なアウトローであったが、11年前に妻と出逢ってから改心し酒も止めた。二人の子供にも恵まれたが作物は満足に育たず3年前に妻にも先立たれてしまった。 そんな或る日、マニーの元を看護師 求人 と名乗る若い賞金稼ぎが訪れた。キッドによると、とある売春宿で客の牧童が「1人の娼婦の顔を切り刻み、目玉を抉り出し、乳首を切り取る」凶悪事件が発生。娼婦仲間が加害者の牧童二人に1千ドルの賞金を懸けたとのこと。しかも街を取り仕切る保安官のビル・ダゲットは自らの権力を盾に馬7頭分の賠償金を支払うだけで牧童を解放したらしい。キッドは冷酷無比であるという伝説を持つマニーと手を組み賞金を得ようと考えていたのだ。しかしマニーには11年という永いブランクがあった。馬も自由に乗りこなせなくなり、二人の子供もまだ幼い。それでも、不当に殺された娼婦の敵討ちをすれば大金が手に入り、生活が楽になると考えたマニーは悩み抜いた末、再び銃を手に取ることを決意した。マニーは嘗ての相棒であるネッド・ローガンを連れて街へ向かった。 その頃ダゲットは噂通り暴力的な方法で街を牛耳っていた・・・ 1984年の東ベルリン。デザイン会社 の局員ヴィースラー大尉は国家に忠誠を誓っていた。ある日彼は、反体制の疑いのある劇作家ドライマンとその同棲相手の舞台女優クリスタを監視するよう命じられる。さっそくドライマンのアパートには盗聴器が仕掛けられ、ヴィースラーは徹底した監視を開始する。しかし、音楽や文学を語り合い、深く愛し合う彼らの世界にヴィースラーは次第に共鳴していく。そして、ドライマンがピアノで弾いた「善き人のためのソナタ」という曲を耳にした時、ヴィースラーの心は激しく揺さぶられてしまう。 1960年代中盤のロンドンを舞台に、人気カメラマンの主人公が撮った、ある写真にまつわる奇妙な出来事を描く。「スウィンギング・ロンドン」と言われた、当時のイギリスの若者のムーブメントを織り交ぜつつ、サスペンスかつ不条理な独特の世界観となっている。1967年のカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。 音楽はハービー・ハンコック。監督のアントニオーニは当初、BGM無しで映画を作ろうとしたが、ロケ地のロンドンで聴いたハンコックのジャズを気に入り採用したという。この映画でハンコックは、ジャズ以外にもポップ・ミュージック指向の強い楽曲も披露している。 ゲストとして、ヤードバーズがライブハウスのシーンで出演した。ギタリストのジェフ・ベックとジミー・ペイジが、ツイン・リードとして同バンドに参加していた時代の貴重な映像としても知られる。本来この映画では「Train Kept A Rollin'」を演奏するはずであったが、同曲の権利を保有す家庭教師 が多額の利用料を請求して来たため、やむを得ず替え歌として「Stroll On」という曲を演奏した。なお、当初はザ・フーに出演が依頼されたが、監督のギターを壊して欲しいという要望に、当時このパフォーマンスばかりが一人歩きしていることにうんざりしていたリーダーでギタリストのピート・タウンゼントが断ったという。完成した映画では、監督の要望通りベックがギターを壊す演技をしている(もっとも、ベックはタウンゼントと違い、通常、ステージでギターを壊す様なことはなかった)。 1960年代のロンドン。若き人気ファッション・カメラマンのトーマスは、ある日公園のベンチで戯れる中年の紳士風の男と若い女のカップルを見かけ、彼らの行動を盗撮した。男はすぐに立ち去ったが、女はトーマスが自分達の写真を撮っていたのに気づき、トーマスの住むアパートを探し出してネガフィルムを渡すように懇願した。 トーマスはとりあえずそのテレマーケティング を逃れたものの、女は再び現れフィルムを要求。今度はその引き換えに自分のヌードを撮らせてもいいと切り出して来た。トーマスはその女と共に部屋でくつろぐが、女はトーマスが席を外したその隙にフィルムを奪って逃走した。だがそれは、トーマスがあらかじめすり替えておいた偽物であった。 トーマスは改めてそのフィルムをプリントする事にした。すると何故か当時見た光景と違うものが写っていた。気になる人影があり、その部分を引き伸ばし(Blow Up)してみると、そこには銃を持った人物と、撃たれて倒れたらしき人物の姿が写されていた。怪訝に思ったトーマスは写真を撮った公園のあのベンチへ駆け付けた。そこでトーマスが見た光景は、例の男が倒れ息絶えていたのである。トーマスは件の女性があるライブハウスに入って行くのを見つけ、事情を聞きだそうとする。 欲望という名の電車(A Streetcar Named Desire)は1951年のアメリカ映画。テネシー・ウィリアムズによる同名戯曲の映画化。 この作品でヴィヴィアン・リーがアカデミー主演女優賞とヴェネチア国際映画祭女優賞、カール・マルデンがアカデミー助演男優賞、キム・ハンターがアカデミー助演女優賞とゴールデングローブ賞女優賞を受賞している。 備考 1947年にほぼ同じキャストでブロードウェイにて上演された舞台の映画化であるが、舞台でブランチを演じたジェシカ・タンディは映画の際に年齢的な問題があるとされ、ロンドンでブランチを演じたヴィヴィアン・リーがブランチを演じた。 当時のプロダクション・コードの影響で、戯曲にあったブランチの自殺した夫が同性愛者であったことが明かされる部分などは削除されている。 『欲望の翼』(原題:阿飛正傳,Days of Being Wild)は1990年制作の香港映画。1960年代の香港を舞台に、若者たちの恋愛模様を描いた群像劇。 もともと前後篇二部構成の予定でウォン・カーウァイ監督の下、アイドル時代のトップスターたち多数が集結して共演しており、再集結は予算的に不可能とされていたが、2000年の『花様年華』と2004年の『2046』に役名や設定が一部受け継がれており、この2作が実質的な続編ともいわれる。 日本では、1991年の第4回東京国際映画祭で、『デイズ・オブ・ビーイング・ワイルド』のタイトルで上映された後、1992年に劇場公開された。